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障害年金ってナンだろう?

できるだけ少ない文字数で障害年金について書こうと思います。

ご挨拶

できるだけ少ない言葉で、障害年金の説明をしようと試みました。

新しい記事から古い記事にむかって順に読んでいただく形になっています。

不必要なところは読み飛ばしてください。

ちなみに目次はブログの一番下にあります。

事務所

奥田社会保険労務士・相談事務所

所在地

〒570-0041大阪府守口市東郷通3-10-9

電 話

06-7177-2932

代 表

奥田一彦(S49年生まれ)

資 格

社会保険労務士(H18年登録)

所 属

全国社会保険労務士会連合会(登録番号27060017号)

大阪府社会保険労務士会(会員番号012073号)

営 業

平日10:00〜17:00(土・日・祝日も対応可)

ご不明な点はご相談ください。

弁護士、税理士、弁理士司法書士行政書士などを士業と言ったりしますが、社会保険労務士もその士業の中の1つで、労務や年金を専門としています。

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障害年金の金額(H29年度)

障害基礎年金の金額(H29年度)は以下のとおりです。

障害厚生年金の金額については計算が複雑なため割愛します。

 【1級】

年額975,125円

【2級】

年額780,900円

【子の加算】

障害基礎年金を受けている人が、次のいずれかに該当する子を生計維持しているときは、子1人につき224,500円(年額)が加算されます(3人目からは1人につき74,800円)。

  • 18歳に達したあとに来る3月31日までにある子
  • 障害等級1,2級に該当する障害がある20歳までの子

請求のスケジュール

障害年金を請求するときの手順は以下のとおりです。

個人情報を確認する。

年金事務所(または市町村役場)に相談に行く(書類を手渡される)。

書類(3〜5種類ほど)を作成する。

書類一式を、年金事務所(または市町村役場)に提出する。

結果をまつ(約3ヶ月くらい)。

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請求完了後のスケジュール

障害年金を請求したあとのスケジュールは以下のとおりです。

3ヶ月ほどしてから、年金の支給決定もしくは不支給決定の通知が来る。

支給が決定した場合は、それからしばらくして、指定した口座に第1回目の年金振り込みがある。

以後は、偶数月に前2ヶ月分の年金が振り込まれていく。

数年に1回、再審査がある(無い場合もあります)。         

個人情報の確認

障害年金を請求するにあたって、最初にしなければならないのは、次の個人情報の確認です。

病名

初診日(症状を最初に病院で診てもらった日)【重要】

障害認定日(原則、初診日から1年6ヶ月経過した日)時点での日常生活と就労の状態

現在の日常生活と就労の状態

障害年金で言う「初診日」には、非常に特別な意味合いがあります。

ぜひともお気を付けください

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初診日

最初に「初診日」を特定します。

障害年金でいう「初診日」とは、障害の原因となった傷病について病院(整骨院、ほねつぎ、鍼灸院等は含みません)で初めて診てもらった日をさします。

初診日の具体例

はじめて診察を受けた日

おなじ病気(ケガを含む)で病院を変わったことがある場合は、1番はじめの病院で1番はじめに診察を受けた日

過去の病気(ケガを含む)がいったん治ったあと、かなり年月が経ってから再発した場合は、再発したときに最初に病院で診察を受けた日

今の病名が確定する前に、別の病名で診察を受けていたことがある場合は、別の病名で診てもらっていた期間の最初の診察日

じん肺症(じん肺結核を含む)については、じん肺と診断された日

今の病気(病気A)の前に、今の病気と「相当因果関係がある」と認められる病気(ケガを含む。病気B)がある場合は、病気Bの初診日(次頁)

詳しいことはこちら

先天性の知的障害(精神遅滞)は生まれた日

先天性心疾患や網膜色素変性症や発達障害などは、症状が出だして、はじめて診察を受けた日

先天性股関節脱臼は、生まれたときから完全脱臼していれば、生まれた日、あとで脱臼したときは、はじめて診察を受けた日

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相当因果関係

相当因果関係ありと判断する例と、なしと判断する例は以下のとおりです。

相当因果関係ありと判断する例

糖尿病と、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性壊疽(糖尿病性神経障害、糖尿病性動脈閉塞症)

糸球体腎炎(ネフローゼを含む)、多発性のう胞腎、慢性腎炎と、そのあとになった慢性腎炎

肝炎と肝硬変

結核と、その化学療法による副作用としての聴力障害

手術等による輸血と、肝炎

ステロイド投薬による副作用であることが明らかな大腿骨頭無腐壊死

事故または脳血管疾患と、その後の精神障害

肺疾患と、その手術のあとに生じた呼吸不全

転移がんと、原発がん(ただし原発と転医がんとが組織上一致することを確認できた場合)

 

相当因果関係なしと判断する例

高血圧と脳出血

高血圧と脳梗塞

糖尿病と脳出血

糖尿病と脳梗塞

近視と黄斑部変性

近視と網膜剥離

近視と視神経萎縮

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障害認定日

障害認定日は、原則、初診日から1年6ヶ月が経過した日ですが、例外があります。

障害認定日の例外

咽頭を全摘出したとき

全摘出をした日

人工骨頭または人工関節を挿入置換したとき

挿入置換日

手足を切断または離断したとき

原則として切断、離断した日

脳血管障害

初診日から6ヶ月が経過した日以後に、医学的観点からそれ以上の回復がほとんど望めないと認められるとき

在宅酸素療法を行っているとき

在宅酸素療法を開始した日(常時使用の場合)

人工弁、もしくは心臓ペースメーカー、ICD(植え込み型除細動器)、CRT(心臓再同期医療機器)、CRT−D(除細動器機能付き心臓再同期医療機器)、人工血管(ステンドグラフトを含む)を装着、あるいは挿入置換したとき

装着、挿入置換した日

心臓移植をした、または人工心臓、補助人工心臓を装着したとき

移植または装着日

人工透析をしているとき

透析開始から3月を経過した日(ただしその日が初診日から1年6ヶ月内にある場合に限る)

人工肛門を造設、もしくは尿路変更術を受けたとき

造設日もしくは変更日(ただしその日が初診日から1年6ヶ月内にある場合に限る)

10

新膀胱を造設したとき

造設日(ただしその日が初診日から1年6ヶ月内にある場合に限る)

11

神経系の障害で現在、根本的治療法がないもの

今後の回復が期待できず、初診日から6月経過した日以後に、気管切開下での人工呼吸(レスピレーター)を使用し、胃ろうなどの恒久的処置が行われていて、日常生活の用を弁ずることができない状態にあると認められるとき

12

遷延性植物状態

障害状態に至った日から起算して3月を経過した日以後に、医学的観点から、機能回復がほとんど望めないと認められるとき

 

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障害年金の種類

障害年金といっても種類がいくつかあります。

主なものは以下のとおりです。

ご自分が請求できるものを探してください。

障害年金の種類

障害基礎年金

認定日請求

事後重症

はじめて1,2級

20歳前障害

障害厚生年金

認定日請求

事後重症

はじめて1,2級

初診日に国民年金の任意加入対象者だった方で、障害基礎年金や障害厚生年金を受けられない人は、特別障害給付金をお調べください。

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認定日請求(障害基礎年金)

下の3つすべてに該当していれば障害基礎年金が支給されます。

初診日に次のどちらかに該当している。

  • 60歳から65歳のあいだにあって、日本国内に住所を有していた(かつて国民年金の被保険者であった人に限る)。

初診日の前日に、国民年金保険料の納付実績が一定程度ある(割愛します)。

障害認定日に、障害等級1級もしくは2級の状態にあった。

支給開始は、障害認定日の翌月からです。

ただし障害認定日が5年以上前にあるときは、支給開始はきっかり5年前になります。

事後重症(障害基礎年金)

下の3つすべてに該当していれば障害基礎年金が支給されます。

初診日に次のどちらかに該当している。

  • 国民年金の被保険者だった。          
  • 60歳から65歳のあいだにあって、日本国内に住所を有していた(かつて国民年金の被保険者であった人に限る)。

初診日の前日に、国民年金の保険納付実績が一定程度ある(割愛します)。

障害認定日には障害等級1級もしくは2級の状態になかったが、65歳の誕生日の前々日までのあいだに、障害等級1級もしくは2級の状態に該当するようになった。

支給開始は、年金を請求した月の翌月です。

初めて1,2級(障害基礎年金)

障害がいくつかあって、いずれも障害等級3級以下である場合に、次の3つすべてに該当していれば障害基礎年金が支給されます。

支給開始は、請求をした月の翌月です。

後発の障害の初診日に次のいずれかに該当する。

  •  60歳から65歳までのあいだにあって、日本国内に住所を有していた(かつて国民年金の被保険者であった人に限る)。

後発の障害の初診日の前日に、国民年金の保険料納付実績が一定程度ある(割愛します)。

後発の障害の障害認定日から65歳の誕生日の前々日までのあいだに、すべての障害を合わせて障害等級1級もしくは2級の状態に該当するようになった。

20歳前障害(障害基礎年金)

次の2つに該当していれば、障害基礎年金が支給されます。

初診日に次のどちらにも該当する。

  • 20歳前だった。

障害認定日(初診日から原則1年6ヶ月が経過した日か、もしくは20歳に到達した日か、どちらか遅い方)から65歳の誕生日の前々日までのあいだに、障害等級1級もしくは2級の状態に該当するようになった。

ただし所得が一定以上あると、障害基礎年金の半分もしくは全部が支給停止されます。 

認定日請求(障害厚生年金)

次の3つすべてに該当していれば障害厚生年金が支給されます。

初診日に厚生年金保険の被保険者だった。

初診日の前日に、一定の保険料納付実績がある(割愛します)。

障害認定日に障害等級1級から3級までの状態にある。

支給開始は障害認定日のある月の翌月です。

ただし障害認定日が5年以上前にあるときは、支給開始はきっかり5年前になります。

障害認定日に障害等級1級もしくは2級の状態にある人には、同時に障害基礎年金も支給されます。

事後重症(障害厚生年金)

次の3つすべてに該当していれば障害厚生年金が支給されます。

初診日に厚生年金保険の被保険者だった。

初診日の前日に、一定の保険料納付実績がある(割愛します)。

障害認定日に、障害等級1級、2級、3級のいずれの状態にも該当しなかったが、65歳までのあいだに該当するようになった。

支給開始は、請求した月の翌月です。

障害等級1級もしくは2級の状態に該当する人には同時に、障害基礎年金も出ます。